さて、あなたは、スキャナーという言葉を聞いたときに、どんなことをイメージしますか。私の場合は、家庭で一般的に使われているプリンタやコピー等の機能が一体化した、下のようなインクジェット複合機を思い浮かべます。
人によっては、会社などで使っている大型の多機能コピー機、あるいは、コンビニの店頭に設置してあるマルチコピー機などをイメージするかも知れません。
いずれにしても、スキャナー機能は大小様々な機器に組み込まれており、製品も多様です。
今回紹介したいと思ったスキャナーは、コピー機能やプリンター機能と一体化したスキャナーではなく非常に小型なサンワダイレクトの400-SCN031です。
しかもペンを持つようにして文字を読み取り、スマホやiPhoneの画面に出力することができる、ペン型のスキャナーです。
形状は画像のとおりです。なにか電子体温計を少し大きくしたような感じがしますね。(^^♪
使い方はとっても簡単!
このペン型スキャナー、使い方はとっても簡単なんです。
上の画像を見ても分かるように、ペン先に相当する部分で、文章や単語をなぞると読み取りが始まり、そのあとは搭載されているOCR機能でデジタル文字コードに変換されます。
デジタル文字コードに変換されたデータをスマホやiPhoneの画面に出力するには、事前に自分の使用する端末のOS、AndroidかiOS 専用アプリWorldPenScan Xをダウンロードして、立ち上げておきましょう。(専用アプリは無料です)
そして、ペン型スキャナーで読み取ったデータは瞬時にBluetooth(ワイヤレス)機能で接続されたスマホやiPhoneへ送信され画面に出力されます。
様々な言語をスキャニング
このペン型スキャナーは様々な言語の文章をスキャンできるんです。(^^)/ 雑誌や文庫本、書類など、和書は当然ですが、洋書など、以下の言語も認識します。
英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、他のヨーロッパ言語、中国語、韓国語など。 (^^♪
iOS、Android用アプリでは28カ国語、WindowsまたはMac OSを搭載したパソコン用アプリでは193カ国語の読み取りが可能です。
スキャンされたデータは編集可能なテキストデータに変換されるので、手で入力するのが苦手な方にとっては便利な機能かも知れません。
また編集可能なテキストデータに変換されたものは、Officeアプリケーション(Word Excel Outlook)や、他のテキストエディタなどの編集アプリに書き出すこともできます。
スキャンをする場合に気になるのが、文章の縦書きや横書きを読み取れるのだろうか? という疑問。でも心配する事はありません! 縦書き、横書きを問わず、どちらも読み取り可能です。
しかし、注意すべき点もあります。それは、4ポイント以下の小さな文字と、アンダーラインの付いた文字は読み取りができないという事です。
4ポイント以下の文字は、普通、あまり使う事はないと思いますが、気になる方は注意しましょう。なお、読み取り可能な文字サイズは6 ~ 22ポイントまでです。
翻訳機としても使える
ペン型スキャナーは、スキャンした文字データを翻訳する機能も持っています。海外へ旅行する場合、日本語しか話せない人にとって、言葉の壁は大きなリスクを抱えてしまいます。
このスキャナーは、上記したように認識する言語も多いので、現地の人と意思疎通を図る場合にも大変に役にたつと思います。
また、日本語から外国語への変換もできるので、旅行先国の言葉に変換して使うなどコミュニケーションに役立てましょう。