6月中旬のこと。夜寝ていると二の腕部分がやたらとかゆい!
そろそろ蚊が出始めたのかと思いつつ、しまってあった電気式の「蚊取り器」を取り出し、電源スイッチを入れて再び就寝。
しかし翌日になっても腕のかゆみが一向に治まらない。もしやと思い、刺された痕をまじまじと見た。すると赤く腫れあがった部分が3か所もある。それも、直線状に5㎜間隔で……。
普通、蚊に刺されても、赤く腫れる部分は1か所くらいのはず。となると、これはやはりダニに食われた痕なのか?と疑いを持った。
実は上記の事情があったため、布団に生息しているであろうダニを退治する有効な手段を探して情報収集をしました。
すると、その目的を叶えてくれそうな、「カラリエ」という上記のふとん乾燥機にたどり着いた。この製品は「FK-W1」とう型番で、温風を吹き出すホースが2本付いているタイプ。
そして、そのサイトに掲載された「ダニ対策」に関するカラリエの使い方を読んでみると、布団のダニ対策というのは、案外簡単にできるんだなぁと興味を持ったので、もう少し調べてみた。
布団のダニ対策! その頻度は?
色々と調べているうちに、そういえば布団のダニ対策というのは、どれくらいの頻度で行えばよいのだろうか?という疑問が湧いた。そしてこの製品(FK-W1)のダニ対策に関する部分のマニュアルを読んでみると、次の一文があった。
「ダニ対策は、1年に1~2回、季節の変わり目にふとんを変えるときなどにすると効果的です。」と……。
でも、私の個人的な考えとして、年に1~2回というのは、すこし少ないように思う。なぜかというと、それは、住んでいる地域や住環境によってもダニの繁殖に差が出るのではないか?と思ったからです。
でもまぁ、マニュアルに示されている文言は尊重しながらも、各家庭の環境に合わせた「ダニ対策」を試行錯誤していくのも必要ではないかと思っています。
では、肝心のダニ対策は、どんな手順で行うのか、カラリエ(FK-W1)の操作パネルを見ながら説明します。
その前に、下画像のように、敷き布団の上にカラリエ本体の操作パネルを上向きの状態にしてセットします。
そしてホースをのばした後、掛けふとんをかけます。その際に注意する事は、本体の操作パネル部分にはかけないということです。
次に電源プラグをコンセントに挿し込みます。ここまで終わりましたら、あとは下画像に示す本体の操作に移ります。
では本体の操作パネルにある「モード選択」ボタンを押してモードを切り替えます。このボタンを押すたびに、「冬→夏(送風仕上げ)→あたため→ダニ」と切り替わりますので、「ダニ」と表示されたところで止めます。
すると、すぐ上のランプが点滅します。
そのあと、オレンジ色の「スタート」ボタンを押すと、ピッと鳴って運転が始まり、点滅していたランプは点灯し、それと同時に、残りの運転時間を表示する数字ランプも点灯します。
そして、残り時間がなくなると、ピーピーピーと鳴り、本体やホースを冷却するために20秒間送風運転をしたあと、運転を停止します。
以上がダニ対策をする際の、カラリエの操作方法になります。
ダニ対策後、ふとんに掃除機をかけよう!
ふとんをダニ対策した後は、布団クリーナーや、掃除機の布団用ヘッドなどを用いて、「ダニの死骸やふん」などを吸い取っておくことを忘れないようにしましょう。
またその際、掛けふとんや敷きふとんの、表面・裏面とも、しっかりとかけるようにします。
なぜかというと、ダニは6月から9月の湿度や気温の高い時季に繁殖することが分かっており、そのダニを、ふとん乾燥機で退治した後、死骸やふんを放置しておくと、秋にはアレルギーの原因になるというから厄介なんです。
そういった理由から、乾燥機をかけた後の上下布団は、「表面・裏面」ともに、しっかりと布団クリーナーを使って吸い取る必要があるのです。十分に注意しましょうね。
また、このダニ対策以外にも、これは面白いなと思う使い方があったので、以下にご紹介します。
カラリエはマットがないので手間が省けて楽!
さて、一般的な布団乾燥機にはつきもののマット(袋)ですが、実はこのカラリエには、見ての通りマットがないのです。というか、要はマットが無くてもちゃんと乾燥できる仕組みになっているのです。
普通、マット式の布団乾燥機というのは、敷き布団の上に、四角い形をした温風を送るためのマットを敷き、その上に掛け布団をかけてから乾燥を行っています。
しかしこのマットの設置には少々時間がかかりますし、また乾燥終了後にもマットの片付けに手間がかかるため、ちょっとした負担感があります。
一方、アイリスオーヤマの「カラリエ」はというと、敷布団の上にカラリエ本体を置き、その本体に繋がったホースを伸ばして、掛け布団をかければ運転準備は完了です。
あとは本体のスタートボタンを押して運転を開始し、乾燥が終わるのを待つだけとなります。
そして一定時間が経過し乾燥が終れば、ホースを縮めて収納し、ノズル(吹き出し口)のフックを本体背面のハンガーにかければ終了!
また、カラリエ本体のサイズは、「幅が16.8cm、高さが36cm、奥行が19.5cm」とコンパクトなので、使い終わった後は、上記寸法よりも少し広い場所であれば収納はバッチリです。^^;
布団の乾燥だけではなく、衣類や靴も乾かせる!
さて、ふとん乾燥機なので布団の乾燥は当然ですが、これ以外にも、何と、衣類や靴を乾かすことができ、また押し入れやクローゼットの湿気を取ることにも活用できます。
例えば、梅雨の時期や曇りの日に洗濯をして、その洗濯物を部屋干しして乾かそうと思っても、湿った衣類はそう簡単には乾いてくれません。
そこでカラリエの温風を利用して衣類を乾かす事ができれば、こんな便利な事はありません。言うまでもなく、カラリエは温風を吹き付けて布団を乾燥させています。
ということは、その温風を衣類や靴に向けて吹き付けても理屈は同じです。ということは、洗濯物や雨の日に履いて湿った靴などを乾燥するにも大いに役立つということです。^^;
因みに靴を乾かす場合は、付属のアタッチメント(くつ乾燥ノズル)を、ホース先端のノズル(吹き出し口)に取り付け、くつ乾燥ノズルを靴の中に差し込んで使用します。
かなり前の話になりますが、外出先で突然雨に降られ、履いているお気に入りの靴が、びしょ濡れになったという経験があります。
そして、自宅に戻った後にやったことは何かというと、何と、ドライヤーで靴を乾かしたことです。でもドライヤーから出る温風量って結構大きいですから、これがまた意外と乾いたんです。m_ _m
でも今の時代、こんな面倒な事をやる人はいないと思いますが、安全面も考慮し、ドライヤー本来の使い方をしましょう。
いやぁしかし、ドライヤーをずーっと手に持ち続けて乾かしているというのは、さすがに疲れますよ。^^;
本体がコンパクトで軽いので持ち運びが楽!
このカラリエ、本体の作りがとてもコンパクトで、しかも軽いんです。これは持ち運びをする上では大きな利点となります。で、このことを最大に生かす使い方があります。
それは、押し入れやクローゼット内のカビ対策です。
例えば、押し入れやクローゼットというのは、普通、ドアを閉めっきりにしていることが多いと思います。そうすると、その中は空気の循環が悪くなり、カビの温床となる心配があります。
もちろん梅雨の時期や雨の日が続いている時などは、お部屋も含めてカビの心配がでてきます。しかし押し入れやクローゼット等は、特に空気の入れ替えが簡単にできない分、湿気が多くなり、カビの増殖が心配されます。
そこで、このコンパクトで軽いカラリエを、押し入れやクローゼットの前に持っていき、温風を満遍なく吹き付けることで湿気も取れ、カビ対策としても大いに役立ちます。
以上簡単でしたが、ダニ対策にカビ対策、また梅雨時の衣類や靴の乾燥など、便利な使い方がいっぱいできるカラリエを取り上げてみました。