
「長年使ってきたパソコンを処分したいけれど、どう捨てればいいのか分からない」と頭を悩ませていませんか?実は現在、不要になったPCの処分方法に迷う方が全国で急増しています。
2025年10月にWindows 10のサポートが終了した影響により、新しい端末への買い替えや、古い機体の廃棄を迫られるユーザーが一段と増えているためです。
しかし、いざゴミとして処分しようとすると、以下のような高いハードルが次々と立ちはだかります。
- 「普段の燃えないゴミや粗大ゴミとして集積所に出していいの?」
- 「ネットバンキングの履歴や写真など、内部データが漏洩しないか心配……」
- 「専門の業者に回収を頼んだら、後から高額な費用を請求されそうで怖い」
このように、手続きの手間、セキュリティへの不安、そして見えないコストという3つの壁にぶつかり、結局「押し入れに眠らせたままにしている」というケースも少なくありません。
サポートが切れた端末をそのまま放置することの危険性と、具体的な安全対策の全貌については以下の個別記事で詳しく警鐘を鳴らしています。
そこで当記事では、これらすべての悩みを一挙にクリアにする「PC廃棄の完全ガイド」をお届けします。
法律が定める正しい処分ルールを網羅し、初心者でも自宅にいながら費用・手間ともに『完全ゼロ』で安全に手放せる具体的なロードマップをまとめました。
この記事を読み終えるころには、手元のパソコンを最もおトクかつ安全に処分する道筋が明確になり、今すぐ迷わずに行動できるようになるはずです。
パソコンは「燃えないゴミ・粗大ゴミ」に捨てると違法になる

「もう動かない古いパソコンだし、自治体の粗大ゴミや不燃ゴミとして集積所へ出してしまおう」と考えている方がいれば、今すぐその手を止めてください。
なぜなら、パソコンをごみ集積所に廃棄する行為は、法律によって明確に禁止されているからです。
日本国内において、パソコンは『通称:PCリサイクル法』の対象品目に指定されています。2003年10月にこの法律が施行されて以降、各自治体が運営する一般のごみ回収ルートで処分することはできなくなりました。
その代わりに、製造したメーカーが自社の製品を責任持って回収し、リサイクルを行う仕組みへと完全に移行したのです。
PCにこれほど厳格な個別ルールが設けられている背景には、主に2つの重要な理由が存在します。
環境汚染の防止
パソコンの内部基板には、鉛や水銀、カドミウムといった地球環境や人体に有害な重金属が含まれています。
これらが通常のゴミとして埋め立て処分されると、雨水などによって土壌や地下水が汚染される重大なリスクを引き起こしかねません。
資源の有効活用
機体の内部には、金や銀、銅のほか、レアメタルといった日本国内では確保しにくい貴重な資源が豊富に眠っています。
これらを廃棄せずに回収・精錬することで、新たな工業製品の原材料として再利用できる仕組みが整えられました。
もし「近所の目が届かない夜間にこっそり出せば見つからないだろう」と安易に考えて投棄した場合、それは単なるマナー違反にとどまりません。
『廃棄物処理法』が定める不法投棄とみなされ、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金(またはその両方)という非常に重い刑罰の対象になる恐れがあります。
自治体や警察が不法投棄物のシリアルナンバーから元の所有者を特定し、厳重な調査や指導に乗り出した実例も決して珍しくはありません。
このように「知らなかった」では決して済まされないのが、現在のPC処分ルールなのです。
ただし、マウスやキーボード、接続ケーブル(ACアダプター)といった「周辺機器」に関しては、このPCリサイクル法の対象から外れています。
これらは多くの自治体で「燃えないゴミ」や、公共施設に設置されている「小型家電回収ボックス」へ無料で出すことが認められています。
つまり、処分したいアイテムが「本体(PCリサイクル法対象)」か「周辺機器(対象外)」かによって、選ぶべきルートと発生する費用がまったく異なる点に注意しなければなりません。
まずはご自身の処分したいものがどちらに該当するのか、以下の早見表で明確に確認していきましょう。
PC本体・周辺機器の廃棄ルール早見表

お手元にあるパソコンや周辺機器の種類によって、国が定めた回収ルートと具体的な自己負担額は大きく変動します。
ご自身が処分したいと考えている機器がどの区分に該当するのか、まずは以下の比較表で全体像をチェックしてみましょう。
「まずは全体的な選択肢をもっとフラットに比較したい」という方は、こちらのパソコン(PC)の廃棄処分方法4選を徹底比較!無料で安全に捨てる完全ガイドも併せて参考にしてください。
【PCリサイクル法 対象品目】本体およびモニター類
パソコン本体や液晶画面は、メーカーに回収を依頼する場合、製品の背面に貼られている「PCリサイクルマーク」の有無によって費用の発生ルールが変わる仕組みになっています。
| 品目(処分したいもの) | PCリサイクルマーク「あり」 | PCリサイクルマーク「なし」 | 注意点と耳寄りなベネフィット |
| デスクトップPC本体 | メーカー回収:無料 | メーカー回収:約3,150円 | ライズマーク等の無料回収業者なら、マークの有無を問わず費用0円で処分可能です。 |
| ノートパソコン | メーカー回収:無料 | メーカー回収:約3,150円 | メーカー製・自作機を問わず、無料回収業者を活用すればコストは一切発生しません。 |
| 液晶モニター(ディスプレイ) | メーカー回収:無料 | メーカー回収:約3,150円 | 画面に割れや破損がなく、24インチ未満のサイズであれば、ライズマークで対応可能です。 |
| 液晶一体型PC | メーカー回収:無料 | メーカー回収:約3,150円 | 画面と本体が一体になったタイプです。内部パーツの欠品状況により要問い合わせとなる業者が多めです。 |
| CRT(ブラウン管)モニター | メーカー回収:有料 | メーカー回収:有料 | 重量が重く処理が極めて難しいため、メーカー回収のみ受付。ライズマークでは回収対象外となります。 |
【PCリサイクル法 対象外品目】周辺機器・その他
パソコンの付属品やその他のデジタルデバイス(電子機器)は、自治体のゴミ回収ボックスや、通常の不燃ごみ(燃えないゴミ)の枠組みで手軽に引き取ってもらえるケースが主流です。
| 品目(処分したいもの) | 主な廃棄先・持ち込み場所 | 発生する費用 | 注意点と賢い処分テクニック |
| マウス・キーボード・ACアダプター | 自治体の燃えないゴミ、または小型家電回収ボックス | 無料(自治体枠) | パソコン本体と一緒にライズマークへ送る場合は、同じ段ボールに同梱して丸ごと無料で処分できます。 |
| プリンター・スキャナー・複合機 | 自治体の「粗大ゴミ」など(※各市区町村の規定による) | 自治体ごとに異なる | サイズが大きいためPCリサイクル法の対象外ですが、通常の粗大ごみ処理券(数百円程度)が必要です。 |
| スマートフォン・タブレット | 小型家電回収ボックス、またはキャリアショップ(携帯販売店) | 無料 | 個人情報の宝庫であるため、持ち込み前には端末の「暗号化を伴う完全初期化」が必須条件といえます。 |
| 外付けHDD・USBメモリ | 自治体の小型家電回収ボックス、または不燃ゴミ | 無料(自治体枠) | 磁気ディスクやフラッシュメモリです。物理的な破壊、またはデータ消去ソフトでの処理を強く推奨します。 |
知っておくべき重要キーワード解説

パソコン廃棄を進めるうえで、有料の落とし穴やセキュリティリスクを回避するために、絶対に知っておくべき2つの最重要用語があります。
手続きを迷わず安全に完結させるためにも、それぞれの仕組みと注意点をシンプルに押さえておきましょう。
①「PCリサイクルマーク」とは?
PCリサイクルマークとは、2003年10月以降に国内で出荷された家庭用パソコンの本体(底面や背面、ノートPCのバッテリーを外した内部など)に貼り付けられているシールのことです。
このマークがついているパソコンは、購入時の代金に「将来の廃棄リサイクル費用」があらかじめ上乗せされて支払われている形になっています。
そのため、製造元メーカーへ回収を申し込んだ際、追加の金銭負担を求められることなく、完全無料で引き取ってもらえる仕組みです。
一方で、2003年9月以前に購入した極めて古いパソコンや、パーツを個別に組み合わせて作った「自作PC(ショップブランドPC含む)」には、このマークが貼られていません。
これらをメーカー公式ルートで廃棄しようとすると、例外なく1台あたり約3,150円(税別)の『回収再資源化料金』が自己負担として重くのしかかります。
少しでも出費を抑えたいと考えるなら、マークのない古いPCや自作PCであっても、条件さえ満たせば100%無料で引き受けてくれる「民間の中古再生・無料回収業者(ライズマークなど)」を活用する方法が、実質的に最もおトクで賢いアプローチであると考えられます。
②「小型家電回収ボックス」とは?
小型家電回収ボックスとは、平成25年に施行された『小型家電リサイクル法』に基づき、全国の公共施設(役所・公民館)や大手家電量販店、スーパーの入り口などに設置されている黄色や緑色の専用投入箱のことです。
ボックスの縦横およそ「30cm×15cm」の回収口をくぐり抜けるサイズであれば、ノートパソコン本体をはじめ、スマートフォン、デジタルカメラ、携帯ゲーム機などをいつでも無料で投函できます。
わざわざ郵送手続きをする必要がなく、買い物のついでにサクッと手放せる利便性が大きなメリットです。
ただし、注意しなければならない致命的なポイントが1つ存在します。それは、「ボックスに投函した後のデータ消去は、すべて完全自己責任である」という点です。
鍵付きのボックスとはいえ、不特定多数の人間が出入りする場所に端末を投げ入れることになるため、事前にご自身の手でデータを復元不可能な状態まで完全に消去しておかなければ、深刻な情報流出トラブルを招くリスクが否定できません。
「自分でデータの消去作業を行う自信がない」「デスクトップPCのようにサイズが大きくてボックスに入らない」という状況であれば、
申し込みを行うだけでデータ消去作業までを一括対応で代行してくれる専門の無料回収業者へ依頼する方が、心理的な安心感と手間の少なさという両面において、はるかに大きな恩恵を享受できると言えるでしょう。
廃棄の前に必ずやるべき「データ消去」――初期化だけでは不十分

「パソコンを捨てる前に、一通り初期化をしたからもう安心」と胸をなでおろしている方がいれば、それは非常に危険な誤解であると言わざるを得ません。
実は、パソコンの標準機能で行う一般的な初期化や、ファイルを「ゴミ箱」に入れて空にするだけの操作では、内部に保存されたデータは完全に消え去っていないのです。
これらの操作は、あくまで画面上からファイルの「目次(データの所在情報)」を消去し、パソコンに対して「この領域には新しいデータを上書きしていいですよ」というサインを出しているに過ぎません。
つまり、本に例えるなら「目次ページ」を破り捨てただけで、肝心の本編(データ本体)は丸ごとページが残ったまま、HDDなどの記憶装置のなかに居座り続けている状態なのです。
この状態でパソコンが第三者の手に渡ってしまうと、インターネット上で簡単に入手できる市販の「データ復元ソフト」を使われるだけで、以下のような極めて機密性の高い個人情報が、驚くほどあっさりと復元されてしまうリスクが生じます。
- 金銭的な被害に直結する情報:
クレジットカード番号、ネットバンキングのログインID・パスワード - プライバシーに関する情報:
家族や友人の写真・動画、過去に送受信したメールの履歴、住所録 - 業務上の重大な情報:
顧客の名簿、企業の機密書類、確定申告などの税務データ
万が一、これらの重要データが流出した場合、身に覚えのない不正利用の被害に遭うだけでなく、友人や取引先にも多大な迷惑をかける二次被害へと発展しかねません。
だからこそ、パソコンを廃棄する前には、単なる初期化の枠を超えた「データの完全消去」を行うことが、絶対不可欠な鉄則であると考えられます。
それでは、実際に安全な消去を行うための具体的な4つの選択肢を順番に確認していきましょう。
方法①:Windows標準の「リセット機能」を使う(最もかんたん)
特別な費用をかけず、今すぐ自宅でできる最もお手軽な方法が、Windowsに最初から組み込まれているリセット機能の活用です。
ただし、普通に画面の指示に従うだけでは「ファイルの削除」しか行われず、不完全な消去で終わってしまいます。
セキュリティを高めるためには、必ず「ドライブのクリーニング(データの完全抹消)」を伴う正しい手順を踏まなければなりません。
詳しい画面のクリック箇所や、失敗しないための具体的なリセット手順については、「パソコン廃棄時のデータ消去完全ガイド!初期化でダメな理由と安全な処分方法」の記事で優しく解説しています。
自力での初期化に挑戦してみたい方は、ぜひこちらの手順を参考に進めてみてください。
方法②:専用の「データ消去ソフト」を使う(より確実)
「Windowsの機能だけでは、本当に消えたのかどうしても不安が残る」という方や、将来的にパソコンがどのようなルートで流通するか分からないため完璧を期したいという場合は、
市販や無料の「データ消去専用ソフトウェア」を導入する手段がより確実です。
例えば、世界的に有名な無料の消去ソフト「DBAN(ディーバン)」などを使用すると、Windowsが起動するための「回復領域(リカバリー領域と呼ばれる、システムを修復するための特殊なエリア)」も含め、
記憶装置のすべての階層に対してランダムな無意味データを複数回にわたって強制的に上書き抹消できます。
これにより、専門のデータ復旧業者であっても、二度と元の状態には復元できない強固なクリーン状態を作り出すことが可能です。
ただし、この方法を実践するにあたっては、以下の2点に留意する必要があります。
専門的な知識が必要
多くの消去ソフトは、Windowsが立ち上がる前の黒い画面(BIOS画面など)で操作を指示したり、
英語表記のメニューに対応したりする必要があるため、パソコンの操作に不慣れな初心者にとっては、ややハードルが高い傾向にあります。
譲渡時の注意点
システムの根底からすべてを消し去るため、消去完了後はOSすら起動しない「完全に空っぽの箱」に生まれ変わります。
もし廃棄ではなく友人に譲る目的であれば、事前に「回復ドライブ(システムを再インストールするためのUSBメモリなど)」を自作しておかないと、二度とパソコンとして使えなくなってしまうため事前の準備が不可欠です。
廃棄処分が目的であれば、OSが起動しなくなっても何ら問題はありませんので、知識をお持ちの方であれば最も信頼のおけるデータ対策ルートと言えるでしょう。
方法③:HDDを物理的に破壊する(廃棄専用の最終手段)
パソコンの電源がどうしても入らない場合や、システム上の操作ではなく「自分の目で壊れたことを確認して安心したい」という方に選ばれているのが、ハードディスクなどの記憶装置を物理的に叩き壊すという最終手段です。
パソコンのカバーをドライバーで外し、内部から四角い金属の塊であるハードディスクを取り出して、ハンマーや釘を使って物理的に穴をあけたり、内部の重要部品を破壊したりすることで、電気的な読み取りを完全に不可能にします。
一見すると最も原始的で確実なように思えるこの方法ですが、実は現代のパソコン事情においては、いくつかの重大な落とし穴が潜んでいます。
HDDの場合
内部に「プラッタ」と呼ばれる磁気記録を蓄えた金属製の円盤が入っています。
この円盤部分にしっかりと傷をつけたり、真っ二つに変形させたりしない限り、高度な技術を持つデータ復旧業者にかかれば、破片からデータの一部を強引に読み取られてしまうリスクが残ります。
SSDの場合
最近の薄型ノートPC等に多く採用されているSSDは、内部の構造がまったく異なります。
細かな「半導体チップ」が基板の上に複数並んでいるため、すべてのチップをハンマーでピンポイントに粉砕しなければ、生き残ったチップから情報が漏洩する危険性を排除できません。
さらに、頑丈な金属筐体を無理にこじ開けようとして、金属片が目に飛び散ったり、工具で手を大ケガしたりする身体的なリスクも伴います。
特にSSDの場合は物理的な破壊だけでは不十分になりやすいため、基本的には前述の消去ソフトとの併用か、次に紹介する「プロの回収業者への一任」を検討するのが賢明な判断であると考えられます。
方法④:回収業者にデータ消去を任せる(最も安全・手間いらず)
「ここまでの説明を読んでも、自分で完璧に消去できる自信が持てない」
「そもそもパソコンが壊れていて、画面を操作することすらできない」
という方にとって、実質的に最高レベルのベネフィット(利便性と安心感)をもたらしてくれるのが、信頼できる回収業者にデータ消去の作業を丸投げしてしまう方法です。
例えば、民間大手の無料回収サービスを展開している「ライズマーク」では、ユーザーから回収したすべてのパソコンのHDDやSSDに対して、以下の3つのアプローチを状況に応じて組み合わせ、徹底的なデータ抹消を標準サービス(追加料金なし)として実施しています。
- 専用のデータ消去ソフトによる論理消去:
正常に動作する機体に対して、業界基準の確実な上書き消去を実行します。 - 強力な磁気消去機器による抹消:
ハードディスクの磁気記録を、専用の強磁気照射装置によって一瞬で無力化します。 - 物理破壊装置による穿孔処分:
電源が入らない故障品であっても、専用の油圧マシンなどを用いて、記憶媒体の心臓部に物理的な穴をあけて完全に再起不能にします。
読者のみなさまがご自身の手で重いハンマーを振り下ろしたり、何時間もパソコンの画面と格闘したりする必要は一切ありません。
ただパソコンを箱に詰めて渡すだけで、到着後にプロの手によって安全かつ確実に処理される仕組みが整っています。
パソコンの操作が苦手なシニア世代の方や、タイムパフォーマンスを重視してスマートに片付けたい現代人にとって、最もストレスフリーで安全な選択肢と言えるでしょう。
ストレージ(記録媒体)ごとの消去方法の違い
PC廃棄方法5選を徹底比較【費用・手間・安全性】

パソコンを処分する方法は、大きく分けて
「国の認定ルート」
「製造元の公式ルート」
「民間の回収・再生業者ルート」
「自治体の回収ルート」
「買取ルート」
の5つに分類されます。
これらを比較するうえで、絶対に外せない評価基準が以下の3つです。
- 費用(コストパフォーマンス):
回収料金や配送料、データ消去料が「完全無料」かどうか。 - 手間(利便性):
面倒な伝票記入や、梱包資材の準備、発送の手続きがどれだけシンプルか。 - 安全性(セキュリティ):
預けたパソコンのデータが、外部に漏洩することなく確実に抹消されるか。
これらの基準をベースに、まずは5つの廃棄方法の全体像をひと目で把握できる比較一覧表からチェックしていきましょう。
5つの廃棄方法 比較一覧
5つの処分ルートが持つ特徴や強みを、読者のみなさまの視点で公平に評価しました。
「費用」「手間」「安全性」の3つの評価基準から、あなたに最適な窓口が一目でわかる比較表をチェックしていきましょう。
| 廃棄方法(窓口) | 費用(自己負担) | 手間(手続き) | データ消去の安全性 | おすすめできる人 |
| ①無料回収業者 (ライズマークなど) | 完全無料 (着払い対応) | 非常に少ない (箱に詰めて送るだけ) | 非常に高い (プロが無料でデータ抹消) | コストを1円もかけず、安全かつ最速でスマートに処分したい方 |
| ②メーカーリサイクル | マークあり:無料 マークなし:約3,150円 | 多い (郵便局への持ち込み等) | 非常に高い (メーカー基準の処理) | PCリサイクルマークがあり、純正の安心感を最優先したい方 |
| ③リネットジャパン | 条件付きで無料 (2箱目以降は有料) | 普通 (ネット予約後に佐川が回収) | 普通〜高い (おまかせ消去は別途有料) | お住まいの自治体が提携しており、指定時間に自宅回収してほしい方 |
| ④小型家電回収ボックス | 完全無料 | 普通 (自分で施設へ持ち込み) | 完全自己責任 (投函後の保証なし) | ノートPC等で、すでに自分で完璧にデータ消去を完了させている方 |
| ⑤買取・リサイクルショップ | 無料(むしろプラス) | 非常に多い (店頭持ち込みや査定待ち) | 店舗による (事前の自主消去を強く推奨) | 製造から数年以内の、まだ十分に動く高年式PCを手放したい方 |
①無料回収業者に依頼する(ライズマークなど)
手間の少なさ、費用の安さ、データ処置の安心感を最高レベルで両立できる、実質的な最有力候補です。
最大のベネフィット
メーカー回収では有料となる「マークなしPC」や「自作PC」、電源の入らない「ジャンク品」でも、条件さえ満たせば完全0円で引き取ってくれます。
到着後のデータ消去まで一括対応で無料代行されるため、セキュリティ面も万全です。
唯一の注意点
内部の重要パーツ(HDDやCPUなど)があらかじめ抜き取られた「もぬけの殻」のPCケース単体は、回収を断られるケースがあります。
通常の買い替えや、使い古して壊れたパソコンをそのままの形で送るぶんには、これ以上ないベストな選択肢と言えます。
手元の古いPCや壊れたジャンク品を、1円もかけずに今すぐ安全に手放したい方は、まずはこちらの無料回収ルートをチェックしてみるのが間違いのない一歩です。
②メーカーリサイクルに申し込む
パソコンを製造した各メーカー(Apple、富士通、NECなど)に直接公式ルートで回収を依頼する、PCリサイクル法に基づいた最も標準的な窓口です。
- 最大のベネフィット:
製造元としての責任のもとで適切な再資源化処理が行われるため、ブランドに対する絶大な信頼感と安心感があります。 - 明確なデメリット:
各メーカーのWebサイトから申し込み、届いた伝票を使って郵便局へ持ち込む(または集荷依頼する)必要があり、発送までにやや時間がかかります。
また、マークがない古いPCや自作PCは、1台ごとに約3,150円〜の費用が自己負担となります。
時間に余裕があり、多少の手間や費用がかかってでも「自分が買った公式メーカーに最後まできちんと処理してほしい」という規律を重んじる方に向いています。
なお、身近な処分先として検討されやすい店舗窓口との違いについては、パソコン処分は家電量販店とメーカーどっちが正解?費用・手間の違いを徹底比較で詳しくジャッジしています。
③リネットジャパン(国・自治体の認定業者)
環境省・経済産業省から指定を受け、多くの自治体とも提携を結んでいる「小型家電リサイクル法」の公認ルートです。
最大のベネフィット
国のお墨付きを得ている圧倒的な社会的信用が強みです。
ネットから日時を指定するだけで、佐川急便のドライバーが自宅の玄関先まで伝票を持って引き取りに来てくれるため、家から一歩も出ずに処分が完結します。
国や自治体公認という絶大な安心感を持つリネットジャパンですが、利用前に実際のユーザーのリアルな評価を確認しておきたい方は、以下の徹底検証記事をご覧ください。
明確なデメリット
パソコン本体を含めば1箱目は無料ですが、2箱目以降は有料となります。
また、データ消去を「業者におまかせ」する場合は、おまかせ安全データ消去サービス〈 1台 3,180円 (税込3,498円)〉の有料オプション扱いになる点に注意が必要です。
特に自作PCの扱いや液晶モニター単体の回収ルールには細かな規定があるため、事前にリネットジャパンはモニターだけだと有料?自作PC・HDDなし等16の回収条件を徹底解説をチェックしておくことを強くおすすめします。
「行政が公認している安心感を最優先し、自宅から一歩も動かずにスピーディーに引き渡したい」という確実性を好むユーザーに最適です。
④自治体の小型家電回収ボックスを利用する
役所や公民館、大手家電量販店の店内に設置されている専用ボックスへ、直接ご自身で持ち込んで投函する地域密着型の処分ルートです。
- 最大のベネフィット:
郵送の手続きや箱詰めの手間が一切不要です。買い物のついでにボックスへ投げ入れるだけで、その場ですぐに無料処分が完了する圧倒的な手軽さが魅力です。 - 明確なデメリット:
投函後のデータ消去サービスが一切存在しないため、情報漏洩リスクは完全自己責任となります。
ノートPC等で、すでに自力での「完全データ消去」を完璧に完了させているスキルをお持ちの方以外には、あまりおすすめできません。
⑤買取・リサイクルショップに売却する
「壊れていないし、まだ十分にサクサク動く」という高年式(発売からおよそ3〜5年以内)のパソコンであれば、廃棄ではなく「売却(リユース)」が最もおトクなアプローチです。
- 最大のベネフィット:
ソフマップやパソコン工房などの専門店へ持ち込むことで、価値のあるモデルなら数千円から数万円の臨時収入(新しいPCの購入資金)に変えることができます。 - 明確なデメリット:
起動しないジャンク品や古いWindows 10初期モデルなどは値段がつかず、持ち帰らされる二度手間に終わるリスクがあります。また、店頭での査定待ちに数時間ほど拘束されるため、タイムパフォーマンスの面では負担が大きめです。
まだ価値があるはずだと自信を持てる良質な機体をお持ちで、お店との交渉や待ち時間を苦にしないアクティブな方であれば、一度チャレンジしてみる価値は十分にあります。
ライズマーク(pc.risemark.net)の特徴・サービス詳細

ライズマークは、壊れたパソコンや古い仕様の機体を日本全国から無料で回収し、自社工場でメンテナンス(修理・再生)を施して再利用市場へと循環させている専門業者です。
「なぜ、往復の運賃やデータ消去の費用まで完全無料にできるのか?」と勘ぐってしまう方もいるかもしれませんが、その理由はシンプルです。
彼らは回収したPCから価値のある部品(CPUやメモリなど)を取り出したり、独自のルートで再製品化して販売したりすることで確固たる利益を生み出しています。
ユーザーから一切の手数料を徴収せずとも成り立つビジネスモデルが確立されているからこそ、私たちは「コスト0円」という最大のベネフィット(恩恵)を安心して享受できるのです。
ライズマークの5つの特徴
数ある民間回収業者のなかでも、ライズマークが多くのユーザーから圧倒的な支持を集めている背景には、以下の5つの明確な強みが存在します。
- どんなに古くても、壊れていても回収OK:
画面が映らないジャンク品、電源が入らない故障品、何年も前の古いモデルであっても、パーツ単体に価値を見出してくれるため問題なく引き取ってもらえます。 - 1台からでも送料が「完全無料」:
発送時の運賃はライズマーク側がすべて負担してくれる「着払い」システムを採用しています。ユーザー側に金銭的な負担は1円も発生しません。 - プロによる高度なデータ消去が無料:
届いたパソコンは、業界基準のデータ消去ソフトや強力な磁気消去装置、物理的な穿孔マシンを駆使し、完全に復元不可能な状態まで無料で処理されます。 - PCリサイクルマークがなくても0円:
メーカー回収では約3,150円の負担が生じる「マークなしPC」や、パーツを個別に組み合わせて作った「自作PC」でも、追加の手数料を請求されることは一切ありません。 - 周辺機器の「同梱)」処分も可能:
パソコン本体と一緒の段ボールに詰め込みさえすれば、通常は処分に困るマウス、キーボード、接続ケーブルなどの付属品も丸ごと引き受けてもらえます。
面倒な手続きや費用負担をすべて取り払い、ユーザー目線のベネフィットを極限まで追求したからこそ、ライズマークは多くの人に選ばれ続けています。
ライズマークの無料回収対象品目一覧

ライズマークに依頼する際、手元にある機器が「無料で引き取ってもらえるかどうか」の判断基準を事前に把握しておくことが大切です。
以下のリストで対象品目をクリアに確認していきましょう。
無料回収の対象となるもの(OK)
- デスクトップパソコン本体:
自作PC、ショップブランドPC、タワー型、省スペース型など、形状を問わず対象です。 - ノートパソコン:
画面の大小、メーカー、OSの種類を問わず、すべてのモデルが無料回収の対象となります。 - 液晶一体型パソコン:
モニターと本体がワンパッケージになっているタイプです(内部パーツが残っていることが条件となります)。 - 液晶ディスプレイ(単体):
24インチ未満のサイズで、画面のひび割れや深刻な破損がない液晶モニターであれば、PC本体とセットで回収可能です。 - パソコン周辺機器:
マウス、キーボード、ACアダプター、増設用の内蔵パーツなどは、PC本体と同じ箱に同梱する場合に限り、無料で引き取り対象となります。
無料回収の対象外となるもの(NG)
- CRT(ブラウン管)モニター:
重量が重く、処理に極めて特殊なコストがかかるため、ライズマークでは一切回収できません。 - 中身が空っぽのPCケース:
内部の基板やCPU、メモリなどの重要パーツがすべて抜き取られ、外側のケースだけになっているものは対象外です。 - 単体のプリンター・スキャナー:
大型家電に分類される周辺機器は、PC本体と同梱であっても回収規定の対象外となります。
ライズマークの利用手順(申込から回収完了まで)
手続きのシンプルさもライズマークの大きな魅力です。複雑な会員登録などは一切不要で、わずか3つのステップであっという間に処分が完結します。
- 公式サイトからのネット申し込み(1分)
- 自宅にある段ボールへの箱詰め(梱包)
- 自宅の玄関先での着払い発送(集荷)
ライズマークの口コミ・評判まとめ
実際にライズマークの無料回収サービスを利用したユーザーたちのリアルな声(口コミ)を、良い評判と悪い評判の双方から客観的にジャッジしてみましょう。
ポジティブな口コミ
「古い自作PCで、メーカーに断られたシロモノだったが、本当に1円もかからずに引き取ってもらえて感動した。部屋がすっきり片付いた」
「壊れて動かないノートPCだったので、自分でデータ消去ができず困っていた。プロが無料でデータ抹消まで代行してくれるので、心理的な安心感が段違いだった」
「申し込みから集荷までの流れが非常にスムーズ。伝票を書く手間もなく、家から一歩も出ずに処分できたのが最高にラクだった」
ネガティブな口コミ
「ブラウン管の古いモニターを送りたかったが、対象外と言われてしまった。古い機器は何でもOKというわけではないので、事前の確認が必須」
「到着後の『データ消去完了通知』がメールなどで個別に届かないため、本当に処理されたのか進捗が見えにくく、最初は少しソワソワした」
個別の完了報告メールが届かない点に物足りなさを感じる声もありますが、裏を返せば、そうした事務コスト(人件費やシステム維持費)を徹底的にカットしているからこそ、「完全無料」という破格のサービスを長年維持できていると言えます。
どうしても心配な方は、前述した「Windows標準のクリーニング機能」をあらかじめご自身で実行した上で発送すれば、2重のセキュリティとなり、一切の不安を解消できるはずです。
ライズマークの合法性について
これほど至れり尽くせりのサービスを無料で提供されていると、「もしかして、裏で違法な闇処分をしている業者なのではないか?」と不信感を抱く方がいても不思議ではありません。
状況別おすすめPC廃棄方法チャート

パソコンを処分するにあたり、最もタイムパフォーマンスが高く、かつ費用負担のないベストルートは、あなたの「パソコンの状態」や「何を最優先したいか」によって一発で決まります。
以下のYes・Noチャートを頭の中で辿りながら、ご自身に最適な窓口をスマートに特定してみましょう。
【スタート】処分したいパソコンは、現在どのような状態ですか?
│
├─► [状態:発売から3〜5年以内で、まだサクサク動く]
│ └─► おすすめ:『⑤ 買取・リサイクルショップに売却』
│ (廃棄する前に、軍資金として現金化(おトク度MAX)を狙いましょう)
│
└─► [状態:古い・壊れている・電源が入らない・自作PCである]
│
▼
【質問】自分で完璧にデータ消去を行う技術や、何時間も格闘する時間はありますか?
│
├─► [No:操作が苦手、忙しくて消去にかける時間がない]
│ └─► おすすめ:『① 無料回収業者(ライズマークなど)』
│ (箱に詰めて送るだけで、プロがデータ消去まで完全無料で丸投げ代行)
│
└─► [Yes:自力での完全消去スキルがあり、手間も惜しまない]
│
▼
【質問】行政(国や自治体)が公認・提携しているルートを最優先したいですか?
│
├─► [Yes:何よりも社会的信用や自治体推奨の安心感を重視したい]
│ └─► おすすめ:『③ リネットジャパン』または『④ 小型家電回収ボックス』
│ (ただし、ボックス投函時は完全自己責任での事前消去が絶対条件)
│
└─► [No:とにかく出費0円で、1分でも早く手軽に手放したい]
└─► おすすめ:『① 無料回収業者(ライズマークなど)』
(メーカーで有料となるマークなしPCでも、一切費用がかかりません)
このように、ご自身のスキルや端末のスペック(性能)に応じてルートをマッチングさせることが、失敗しないPC処分の王道アプローチと言えます。
よくある質問(FAQ)

ここまでの解説を踏まえ、いざ行動に移す段になって多くの人が特につまずきやすい細かな疑問点を厳選しました。
あなたの疑問に対して「イエスかノーか」の結論がひと目で伝わる一問一答形式で、簡潔にお答えします。
まとめ――PC廃棄は「データ消去+正しい手段選び」が鉄則
当記事では、不要になったパソコンを最も安全かつおトクに手放すための全手順を、ロードマップとして網羅的に徹底解説してきました。
パソコンの処分において、私たちが絶対に忘れてはならない鉄則は、以下の2点に集約されます。
- 初期化の罠に騙されず、データを「完全消去」すること:
画面上のリセットだけでは、悪意ある第三者によって個人情報が簡単に復元されるセキュリティリスクが残ります。 - 法律(PCリサイクル法)を遵守し、自治体のゴミ箱には絶対に捨てないこと:
不法投棄とみなされれば、重い刑罰の対象になる恐れがあります。
これら2つのハードルを、専門知識のない初心者であっても、費用・手間ともに『完全ゼロ』で一挙にクリアにしてくれる最もスマートな解決策が、民間大手の無料回収サービス(ライズマークなど)の活用です。
押し入れの奥でホコリをかぶっている古いパソコンは、放置していても価値が上がることはありません。
Windows 10のサポート終了に伴う買い替え需要が高まっている今こそ、本記事を参考に、安心・安全でノンストレスな「お部屋のクリーンアップ」を一気に推し進めてみてはいかがでしょうか。
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